【インタビュー】明日 わたしは柿の木にのぼる ブランド創設者

こんにちは、F.pathのミカチューです。

夏がはじまったと思ったらもう終わりますね。。。むしろ最近今年がはじまったと思ったのに残り4カ月らしいです。おかしい。。

(ひと月ぶりの更新ですが、バシバシ更新できるよう軌道に乗るまでお待ちください‥)

さて、「その道のプロに聞いてみた」企画は、F.pathスタッフ4人が、お悩みや商品に関する疑問を「その道のプロフェッショナル」に聞いてみる企画です!毎回独自のビギナー目線で、本当に知りたい疑問をぶつけていきます!今回は「明日 わたしは柿の木にのぼる」のブランド創設者 小林味愛さまにお伺いしました!

Interviewer

ミカチュー

20代後半/一人暮らし/MD担当

Featuring 

小林味愛さま

株式会社陽と人  代表取締役

「明日 わたしは柿の木にのぼる」ブランド誕生の背景

ミカチュー:本日はよろしくお願いいたします!まずは、小林さん自身について教えていただけますか?

小林味愛さん(以下、小林):東京都立川市で生まれ育ち、大学卒業後は国家公務員になりました。その後民間の会社へ転職して、2017年に福島県国見町という人口約8,000人の小さな町で会社を立ち上げました。今は2人の子どもを育てながら東京と福島の二拠点で活動しています。会社では、福島のこれまで未利用だった地域資源を活用して様々な商品やサービスをつくっています。その一つが「明日 わたしは柿の木にのぼる」という天然由来100%のデリケートゾーンケアブランドです。

ミカチュー:もともとは国家公務員としてバリバリに働かれていたんですね!そこからどういったきっかけで今のデリケートゾーンケアブランド「明日 わたしは柿の木にのぼる」をつくろうと思ったのでしょうか?

小林:デリケートゾーンケアに特化した製品をつくったのは私自身の経験からです。サラリーマン時代はとにかく働きまくってて、生理不順や女性特有の病気は日常茶飯事。私だけだから我慢しよう、なんとか乗り切ろうと思って必死に働いていました。でも、女性の友人たちに話したら多くの方が同じような経験をしていました。そこから生物学的女性の身体の仕組みに関心と問題意識を持ち、「デリケートゾーンは自分の心と身体を知るバロメーターになる」ということがわかりました。そこで、全ての女性がご自身の心と身体を大事にする時間を1日10秒でも良いので持てるようにという想いから、「明日 わたしは柿の木にのぼる」というデリケートゾーンケアブランドが誕生しました。

「明日 わたしは柿の木にのぼる」は国見町の特産品であるあんぽ柿の生産過程で廃棄される柿の皮を使ってプロダクトを製造しています。

ミカチュー:大変な経験をされていたんですね…!たしかに、目の前の仕事や、家事、育児に追われて自分のケアが後回しになってしまう人は多いと思います。でもデリケートゾーンを「自分の心と身体を知るバロメーター」だと考えるのは、どういった理由からなのでしょうか?

小林:デリケートゾーンには、さまざまな菌がバランスを保ちながら住んでいます。睡眠不足、ストレス過多、疲労、食生活の乱れ、不規則な生活などが続くと、その菌のバランスが崩れ、デリケートゾーンのニオイやかゆみ、おりものの変化といった不調が起こりやすくなってしまいます。私たちがデリケートゾーンを「自分の心と身体を知るバロメーター」だと考えるのは、このような理由があってからこそ。デリケートゾーンケアを通じて、自分自身の心と身体の声を聴き、快適に過ごすために「通気性を良くすること」と「生活習慣を整えること」もぜひ意識してみて頂けたら嬉しいです。

ミカチュー:なるほど。心と体のバランスがいかに大切かがよくわかりますね。今まで気にしてこなかった人や、日々忙しい生活を過ごしている人はこれから少しずつでも気にかけていきたいところです。

「明日 わたしは柿の木にのぼる」というブランド名がユニークで素敵だなと感じています。ブランド名にはどのような思いがあるのでしょうか?

小林:「明⽇ わたしは柿の⽊にのぼる」という名前は、私たちが考える⼥性のライフスタイルそのものを表しています。働くこと、休むこと、遊ぶこと、⾷べること、暮らすこと、⽣きること、どんな時も、うえを向いて意思をもって⾃分らしい選択をしていたい。そんな想いを「わたしは柿の⽊にのぼる」という⾔葉にこめています。また「柿の⽊にのぼる」なんて、ちょっと意味不明ですよね。おてんばでも、たまには⼦どもみたいなことをしてみても、「それも個性のひとつだから、どんな⾃分も愛してね」という、私たちからのメッセージでもあります。そして、もしも頑張りすぎて⼼や⾝体を崩しそうになったら、ちょっとだけ⼀呼吸して、思い出してくれたら嬉しいです。今⽇じゃなくて「明⽇」でも大丈夫だよ、って。

ミカチュー:こころに沁みました‥。小林さんの経験があってからこその温かいメッセージが込められていたんですね。「今日じゃなくて明日でも大丈夫。」このメッセージってシンプルだけど、すごく救われる言葉だと思います。日々忙しさに追われている女性に伝わって欲しいメッセージですね。

デリケートゾーンのケアについて

デリケートゾーンケアって何から始めればいいの?

ミカチュー:デリケートゾーンの重要性はわかっているけど「何から始めていいのかわからない」人がいると思います。どこから、手を付ければよいのでしょうか?

小林:最初は「洗うものを変える」ことから始めてみてください。デリケートゾーンには老廃物が溜まりやすいため、肌を清潔に保つ必要があります。健康な女性の膣内は通常pH3.8〜4.5の弱酸性に保たれており、これによって病原体の侵入や増殖を防ぐ自浄作用が機能しています。そのため、身体と同じように洗うと必要な菌まで流れてしまい、デリケートゾーンの菌のバランスが崩れ、雑菌が繁殖し、ニオイやかゆみなどデリケートゾーンのトラブルの元になってしまう可能性があるのです。

洗ったあとはどうすればいいの?

ミカチュー:「洗うものを変える」だけなら、難しく考えなくてもすぐにできるケアですね!洗うものを変えた人は、次のステップとしてどうすれば良いのでしょうか?

小林:洗ったあとは保湿ケアを行いましょう。洗い上がりのデリケートゾーンをそのままにしておくと、お顔やボディと同じように乾燥してしまいます。また、乾燥はかゆみや炎症、冷えを引き起こす一因になります。おすすめは「フェミニンセラム」または「フェミニンオイル」を手のひらにとって指につけ、大陰唇・小陰唇・会陰など外性器をほぐすような気持ちで、優しく撫でるように塗っていきます。強くこするのではなく、マッサージをするような感覚です。恥骨から足の付け根のあたりまで塗ると、デリケートゾーン全体がしっとりもちもちになりますよ。

デリケートゾーンの洗うタイミングは?

ミカチュー:つづいて、細かい質問です。デリケートゾーンっていつ洗えばいいんですか?バスタイム中の順序があれば知りたいです。

小林:デリケートゾーンは一番最後に洗うことがおすすめです。洗い流したヘアケア剤がデリケートゾーンに付着し肌荒れの原因になってしまうこともありますので、一番最後に優しく洗うようにしてください。

おすすめ商品を教えて!

ミカチュー:小林さん的、おすすめ商品とその理由を教えてください!

小林:フェミニンオイルが一番人気なのですが、個人的にはフェミニンミストが一押しです!ムレやニオイが気になる時に、デリケートゾーンに直接吹きかけてリフレッシュできるアイテムなのですが、1本持っているととても便利でご自宅のお手洗いや外出先でも大活躍します。水を使用しておらず、芳香蒸留水でやさしく肌を労わり、保湿成分が肌にうるおいを与えてくれるのも嬉しいポイントです。お風呂上がりの時短保湿としても役立ちます。それに、デリケートゾーンだけではなくて脇の汗が気になるときや頭皮をスッキリさせたい時など様々なシーンでご使用いただけます。

日本のジェンダーギャップ指数について

ミカチュー:すこし話は変わりますが、日本のジェンダーギャップ指数は世界146か国中116位(2021年は156か国中120位)で、先進7か国(G7)のうち最下位でしたよね。個人的に衝撃的な結果だったのですが…小林さんとして、こちらに対して思うことがあれば教えていただきたいです。

小林:ジェンダーギャップ指数は、経済、政治、教育、健康の分野における男女格差を測り、完全平等を1としてスコアを出します。日本ではこの分野のうち、教育と健康のスコアは高いのに、政治と経済は圧倒的に低いんです。国会議員の女性の割合は10%に満たないし、管理職に就く女性は15%もいない。一方でパートタイムに就く女性は男性の2倍で、平均所得は男性より女性のほうが43%も低くなっています。これは日本が歴史的に歩んできた様々な習慣や制度の影響もあります。性別関係なく、男女ともに全ての人々が個性を大事にして自分らしく生きれるようになっていく社会になるよう願っています!

ミカチュー:わたしも女性の活躍が期待される一方で、社会の制度や習慣はまだまだ男性中心になっているように感じています。それによって苦労する人は多いけれど、簡単には変わっていかないのが現実ですよね。社会の制度や習慣はすぐには変えられないけれど、お悩みを持つ人を応援する商品やサービスは作れる。こういう点で、フェムケア商品を多くの人に広げていきたいと考えています!

F.pathをみてくれているみなさんへ一言

最後に、「F.path」はこれからフェムケアを始めてみたい方、気になっているけどなかなか手を出せない方に向けたコラムサイトです。フェムケアビギナー・デリケートゾーンケアビギナーの方に、一言お願いします!

小林:デリケートゾーンケアは面倒臭い、どうやってケアしたら良いかわからない、そんな方もたくさんいると思います。たかがケアかもしれませんが、それでも自分の状態を知って自分を大事にする方法の1つでもあります。皆さんが1日10秒でもご自身を労るきっかけになれたらこんなに嬉しいことはありません。

Impression

フェムケアは簡単に取り入れられる!
今回インタビューしてみて、小林さんのブランドに対するただならぬ思いに感動してしまいました‥。女性のデリケートゾーンって様々な要素が影響される箇所であって、思っていたよりも奥深い。でも、ケアは特別なことではなくて洗うものを変えることから始められます。1日10秒からのフェムケアを是非取り入れてみてほしいと思います。小林さん、貴重な機会をありがとうございました!

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